学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

人間科学科

卒業論文および専門演習研究発表会(内田ゼミ)

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 1月28日(木)午後からこの1年間の締めくくりとなる卒業論文(4年)および専門演習(3年)の発表会を開きました。学科の教員と学生も参加していただける公開の形式をとったのは今回が初めてです。ただし秋学期終了後であったためか他のゼミや下級生の参加者はいませんでしたが、それぞれが緊張感をもって自身の研究内容について発表を行いました。
 卒業論文はすでに昨年12月に提出しましたが、この発表までの間にスライド作成や論文の概要執筆などに取り組まなくてはならなかったため、正月気分にひたるのんびりムードには程遠かったようです。
 論文タイトルは後述しますが、主としてストレスに関するテーマが多かったようです。ストレスは現代社会生活を象徴するものであり関心が高い問題です。ただし、ストレスのとらえ方や感じ方には個人差があり、今回の結果からも一致した傾向を確認することは難しかったようです。
 他のテーマで研究した学生も含めて、卒業論文の実験や測定をする過程で精一杯やっているのになかなかうまくいかないことや思い通りにことが進まないことに泣いたり苛立ったりしたこともあったと思います。「人生は思い通りにいかない」などということを教訓にしてほしいのではありません。がんばった姿勢、取り組んだ時間は間違いなくあなた方を成長させました。そのことに自信をもってこれからの人生を進んでいってほしいと願っています(ゼミ生へのメッセージになってしまいました、すみません)。

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 こんな感じで今年度のゼミはほぼ終わりました。さてさて、そうこうするうちに3年生のゼミは3月から再開します。どんな1年になるのか、どんな1年にするのか、すべてみんな次第です。先輩のいいところを見習って(そうでなかったところは見習わずに・・・)がんばっていきましょう。
 
 最後に卒業論文と専門演習の研究テーマを以下に示しました。人間科学科の1,2年生はゼミ選択、高校生の方は大正大学の人間科学科で何が研究できるか、の参考にしてみてください。
                                  
(文責 内田)


卒業論文タイトル  
・食事後に付加した咀嚼トレーニングが咀嚼能力に及ぼす影響  ・テンポの異なる音楽は聴取時の生理的および心理的指標にどのような影響を及ぼすか  ・短時間のリズミカルな運動が男子大学生の情動に及ぼす影響  ・軽負荷運動中の自己教示が与える心理的影響  ・欧米の教育制度からみた日本の高等教育に関する一考察  ・日中における足浴が夜間睡眠に及ぼす影響  ・女子大学生における暗算負荷ストレスが味覚に及ぼす影響  ・定期的なハーブティー摂取が女子大学生の感情に及ぼす影響  ・成人男子大学生の咬合力と咀嚼機能の関係  ・精油を用いた芳香刺激が加算作業成績におよぼす影響

専門演習研究テーマ  
・運動・スポーツ前後における抑うつ・ストレス尺度の変化についての研究  ・運動場面における集団と個人の変化について  ・分岐鎖アミノ酸(BCAA)含有飲料摂取が生体に及ぼす影響

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