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【豊山研究室だより】大学入門朝勤行

5月23日、水曜勤行にて行われました勤行についての報告です。大学入門では設立宗派による法要の実演が行われますが、この日は真言宗豊山派の担当ということで、豊山派の総本山である長谷寺で毎朝行われている朝勤行が、豊山派学生会のよって執り行われました。

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この日は、最初に真言豊山法儀研究担当、石井祐聖先生による長谷寺の紹介が御詠歌の詠唱が流れる中で行われ、

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 その紹介の後、学生たちによる読経がおこなわれました。

入堂の際の法螺貝は、朝勤行では本来行われていませんが、この日は特別に吹かれました。

長谷寺の厳行の特徴の一つとして、読経の経典が、真言宗各本山で読まれている『般若理趣経』

ではなく、一般に『観音経』と呼ばれる『妙法蓮華経』普門品第二十五が読まれる点を挙げる事ができます。これは、長谷寺が古来より観音霊場として信仰されてきたという歴史に基づくものです。

 

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聴衆の学生の皆さんが、太鼓に合わせて読まれる『観音経』の響きから、長谷の朝の風景を少しでも感じとっていただければと思います。

 

                             仏教学科非常勤講師 舎奈田智宏

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