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宗学コース

【天台学研究室だより】水曜礼拝ならびに霜月会のご報告

 11月9日(水)、礼拝堂にて天台宗の学生による水曜礼拝が行われました。水曜礼拝は、水曜日のお昼休みに、大正大学のご本尊である阿彌陀如来の御宝前で大正大学設立四宗派の天台宗、真言宗豊山派、真言宗智山派、浄土宗が交代で法要を行う行事です。
 今回は、「法華懺法」(ほっけせんぼう)を行いました。「法華懺法」とは、中国の天台大師によって『法華経』などの教えに基づいて考えられた修行法の一つです。後に法要として調えられ「法華懺法」と呼ばれるようになります。仏・法・僧の三宝を信仰することを表明し、敬いの心によって仏・菩薩を礼拝し、自分の心やからだの過去の罪について反省し許しを請うといった内容です。また、功徳がすべての人々にいきわたるように念じ、歩きながらお経をお唱えします。
 
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今回、お勤めしたのは、天台法儀研究を受講している学生です。普段は教室での授業が中心で、実際に一般の方にも開かれた場所で法要を行うことはとても貴重な体験となります。緊張感の中、一つ一つの動きにも気を配りながら、本尊様に一心にお唱えさせていただきました。
 
 また11月20日(水)に、午後六時より台友会主催による霜月会が行われました。霜月会とは、天台大師智顗のご命日(11月24日)にちなんだ天台宗の行事です。台友会では毎年11月に霜月会を開き、天台大師のご恩に感謝するために「天台大師和讃」を教職員・学生などでお唱えします。
 
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 今年は法要の終了後に、本学講師の村上涼先生よりご講話を頂戴いたしました。
 
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心理学における心について、ロボットのプログラムと思考などのことを交えてのとても興味深いお話を頂戴いたしました。
 
また霜月会終了後には、台友会の懇親会が開かれ、とてもにぎやかで和やかな会となったことを報告いたします。
 
 
仏教学科副手 井上智裕 記
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