学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

日本史コース

基礎ゼミナールⅠ(中川ゼミ) 上野巡見

久しぶりの投稿になりました。
酷暑が続いていますが、皆さん体調はいかがでしょうか。

さて今回は、授業内における学外巡見の様子を紹介したいと思います。

 

日本史コース中川仁喜先生の「基礎ゼミナールⅠ」の授業では、721日(土)に上野寛永寺の巡見を行いました。

 

簡単に寛永寺について説明します。

寛永寺は1925(寛永2)年に、慈眼大師天海大僧正によって江戸幕府の安泰と万民の平安を祈願し建立されました。

正式名称は東叡山(とうえいざん)寛永寺。「東叡山」とは、東の比叡山という意味があります。

4代将軍・徳川家綱の霊廟が造営されて以降、寛永寺は徳川将軍家の菩提寺としての役目も兼ねるようになりました。

しかし、幕末の戊辰戦争における彰義隊と新政府軍との戦い、大正期の関東大震災、そして昭和期の東京大空襲などで数回建物が焼失してしまいましたが、その都度復興し現在に至っています。

清水観音堂、輪王寺門跡御本坊表門、徳川将軍霊廟勅額門などが重要文化財に指定され、往時の雰囲気をしのぶことができます。

当日は、仏教学科非常勤講師の宮部亮侑先生にご案内いただきました。ありがとうございました。

 

大変暑い中での巡見となったかと思います。お疲れ様でした。

大学での学習はただ講義を聴いているだけではありません。

実際に学外へ出て、自分の目で実物を見ることも非常に大切です。

 

まもなく大学も春学期が終わり、2ヶ月弱の夏休みに入ります。

サークル活動やバイトなどもあるかと思いますが、時間を見つけては史跡見学で自らの見聞を広めてみてはいかがでしょうか。

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