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日本文学科

【日本文学科】日本文学踏査(その2)【授業紹介】

大正大学日本文学科の授業紹介、秋学期の第二弾(その2)は、1年生から受講できる「日本文学踏査」の二回目のご紹介です。前号はこちらをご覧ください。


本年度日本文学踏査の4回目の授業では、3回目の授業を踏まえて、見たものからそれぞれが考えたことの発表から始まりました。今回は初回の調査と発表なので、緊張した面持ちの受講生も多かったようです。発表の後には、古田先生から改めて、見たことから考えることの大切さと、グループの中で何を確認して考えていくか、よく相談することの大事さについて話がありました。

学生の発表を受けて、後半は大正大学日本文学科OGで、市川市文学ミュージアム学芸員の益子ゆらぎ先生から、学芸員のお仕事を目指したきっかけや、仕事の内容などについてお話をいただきました。


益子先生のお話(1)

企画立案から、展示が行われるまでの期間が3年(!)あったというエピソードもご紹介いただきました。開催までの事情もあってケースバイケースとのことですが、それだけの準備期間をかけて取り組まれていることに驚いた受講生も少なくなかったようです。
 


益子先生のお話(2)

また、後半には展示を見るときのポイントなどについてもお話をいただきました。次回以降の踏査に活かしてほしいところです。
今回も受講生のSさん(1年生)から、益子先生のご講義について感想を寄せていただいたのでご紹介します。


前回の石川先生の時にもアダプテーション・コラボレーションによる企画のお話をうかがいましたが、今回の益子先生のお話でも、文豪の作品を擬人化した漫画作品『月に吠えらんねえ』展に携わっていらっしゃったことをご紹介いただきました。その企画では漫画作品そのものに加え、作品に関係する文豪同士の実際の書簡なども展示なさったそうです。実際の人物と漫画・ゲームなどのサブカルチャーを掛け合わせて、一方しか知らなかった人を惹き込み、日本の文化全体を盛り上げていこうと努力されている姿はとても勉強になりました。

また、益子先生にはお仕事の内容の他に、「大学生のうちにやっておいた方がいいこと」を教えていただきました。仕事内容に加え、私達がすぐに実践できることを話してくださったことが、とてもありがたかったです。その中でも特に印象に残った言葉は、「人脈を作る」という言葉です。学芸員になるという夢を叶えるためには特に、多くの人と知り合い、たくさんの情報を得る必要があるそうです。この話を伺って、今この瞬間に仲良くなれた人が、自分の将来にとって大切な存在になり得るかもしれないと気づくことができました。私も、これからの大学生活の中でより、人と人との繋がりを大切に過ごしていきたいと思います。


Sさんが前回の石川先生に続いて、益子先生のお話からも貴重な学びを得られたようで何よりと思います。益子先生、お忙しいところ本当にありがとうございました。また、Sさんも二回の体験記をありがとうございます。


以上、日本文学踏査のご紹介(その2)でした。今後も引き続きご紹介していく予定ですので、どうぞお楽しみに!

大正大学文学部日本文学科では、今後も定期的に授業や学科の取り組みを紹介していく予定です。この授業が見たい、この取り組みも紹介して欲しい、といった要望があれば、在校生ならぜひ2号館7階日本文学科事務室まで、受験生ならオープンキャンパスなどでご相談ください!

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