学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

日本文学科

第30回「おうだい子ども日本語教室」の開催

2024年1月27日(土)に第30回「おうだい子ども日本語教室」を開催しました。その様子をお届けします。年が明けてからは初の、前回からは1か月ほど空いていますので、久しぶりの感じがしました。2024年も、この教室全体として、実りある1年としたいです。

一枚目の写真は、小学生たちの日本語学習の様子です。例えば「くつをはく」などのような生活の中の動作に関するカードを使って、カルタ取りをしています。友だちと久しぶりに会ったことが嬉しかったのか、この日はなかなか学習に集中できませんでした。そういう時は、やはりカルタのような遊びながら学べる教材から入ります。

 
二枚目の写真は、ひらがな・カタカナを学んでいる小学生のノートです。この日は、イラストが描かれたカードを見ながら、ひらがなとカタカナを同時に書く練習をしました。とても丁寧に文字が書かれています。日本語学習の後は、掛け算九九を学びました。日本語で学習すると、「48」を「しじゅうはち」と読んだりするのが難しいようです。九九ができること、それに加えて日本語で言えるようになること、両方を目指して頑張っています。

 
三枚目の写真は、はじめて教室に参加した中学生が、自己紹介をする様子です。自分の氏名、年齢、好きな飲みもの、好きな教科、好きなアニメなどについて相手に伝えます。自分の紹介を終えたら、相手にも同じことを質問し答えてもらいます。学生サポーターや他の子どもたちなどを回っていき、何度も繰り返し練習をしました。こういったコミュニケーション型の学習も、増やしていきたいところです。
 
以下、学生サポーターのコメントを紹介します。

・3名の中学生のグループを担当しました。日本語学習では、2名は「~して下さい」という表現について学び、もう1名は「~と思います」という表現について学びました。2つに分かれてしまうと、どちらかにつきっきりになったりする時間が出てしまい、申しわけないなと感じました。

・小学生が3人集まって学習すると、楽しそうな一方で、集中ができなくなってしまう。これを克服するのが難しい。ホワイトボードを使うと、少し書くことに集中するようなので、こういった方法の学習を組み込んでいきたい。

最近では、1人の学生サポーターが2、3人の子どもたちを担当することが増えてきました。これには、学生サポーターと子どもとのマンツーマンでの学習とはまた違った難しさがあり、学生サポーターたちが苦戦する様子も見られます。これを克服していくことが、目下の課題でしょうか。学生サポーターたちには、どんな工夫をして、成長していくのか、楽しみにしたいと思います。

次回の教室は、2024年2月10日(土)の14時から16時までです。

参加希望やお問合せは、「odaikodomo.taisho◆gmail.com」までお寄せください(◆を@に変えてください)。

大正大学文学部日本文学科では、これからも様々なイベントや取り組みを行っていく予定です。日本文学科公式SNSアカウントにおいて、情報発信をしていますので、良かったらフォローや拡散のほど、よろしくお願いします。
 
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