学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

日本文学科

第31回「おうだい子ども日本語教室」の開催

2024年2月10日(土)に第31回「おうだい子ども日本語教室」を開催しました。その様子をお届けします。この日も大賑わいで、学生サポーターたちの多くが一人で複数の子ども担当していました。

一枚目の写真は、小学生たちの日本語学習の様子です。別々に教室に来ている子どもたちですが、学生サポーターを挟んで一緒に学習しています。それぞれのペースで進むので、いかに二人の様子に気を配るかがポイントです。

 
二枚目の写真は、小学生が日本語の書き取りをしている様子です。カードを見ながら、ひらがな、カタカナ、そして漢字かな交じりで文章を書く練習をしています。丁寧な文字にかわいらしいイラスト付きで、楽しく学んでいる様子が伝わってきます。

 
三枚目の写真は、中学生たちの日本語の会話練習の様子です。他の子どもに話しかけるコミュニケーション型の学習で、今回の話題は家族についてです。自分の家族について話したら、相手の家族について聞いていきます。最初のうちは緊張が見られましたが、じょじょに笑顔も見えるようになりました。
 
 
以下、学生サポーターのコメントを紹介します。

・母語が異なる中学生2名を担当しました。分からないときは、二人ともすぐに意思表示をしてくれたのでよかったです。知っている語彙や意味が少ないことが共通の課題なので、引き続き絵カードを使った翻訳をやっていくのがよいと思いました。

・中学生2名を担当しました。前半は友達との会話練習をしたいとのことだったので、質問が書いてあるトークカードを使って、みなで会話を楽しみました。後半は日本語の文章の読み、書きを練習しましたが、最後の方はあきてしまったようです。「好きじゃない」「苦手」ということをどのようにやってもらうかが今後の課題です。

前回は、学生サポーターたちが、複数の子どもへの対応に天手古舞(てんてこまい)している印象でした。今回はそういった様子はほとんど見られず、上のコメントからも学生サポーターたちが落ち着いて対応できている様子が伝わってきます。学生たちの対応力の素晴らしさを改めて感じました。

次回の教室は、2024年2月24日(土)の14時から16時までです。

参加希望やお問合せは、「odaikodomo.taisho◆gmail.com」までお寄せください(◆を@に変えてください)。

大正大学文学部日本文学科では、これからも様々なイベントや取り組みを行っていく予定です。日本文学科公式SNSアカウントにおいて、情報発信をしていますので、良かったらフォローや拡散のほど、よろしくお願いします。
 
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