学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

公共政策学科

ご入学おめでとうございますー「一期生」という偶然の意味と価値


 公共政策学科 一期生の皆様 ご入学おめでとうございます。 
 本来なら皆さんの顔を見ながら話したかったことですがブログという形でお届けします。
 最後まで読んで頂けたら嬉しいです。

 「一期生」という言葉に皆さんはどのような思いをお持ちでしょうか。
 私は今年の3月まで地域創生学部の教員でした。4年前に新設学部学科として産声を上げ、一期生がこの春社会に旅立ちました。そんな彼らにも言い続けていたことがあります。
  

 「一期生は最初で最後」つまり皆さんはこれから続くであろう後輩たちの先駆けとなります。その役割も含め、あなたたちだけが経験できるものです。入学時に上の学年はいません。下の学年もいません。1年間は皆さんが独占できます。卒業しても「学部学科初の卒業生」と永遠に言われます。常に初物尽くし…でもこのことはとても貴重なことであり、またある意味不思議な偶然と言えるかもしれません。
 この学部学科の全てを皆さんが作っていくことになります。皆さんが作っていくものを後輩たちが辿っていくことになります。その意味を深く考えてください。

 いつも思い出す詩があります。高村光太郎の「道程」です。
    僕の前に道はない
    僕の後ろに道は出来る…

 
一期生の旅はいつもこの状態です。でも不安がらないでください。言い換えれば皆さんが全てオリジナルで構築できるものです。そしてそれがスタンダードになる可能性を秘めています。このような経験は他の多くの学生には不可能です。だから幸運と思ってください。

 それと・・皆さんだけではなくこのブログに書かれている先生たちも同じ境遇です。我々も皆さんと一緒で先に倣う教科書が無いに等しいのです。ですから皆さんと一緒にすべて作り上げる立場にあります。その意味では学生と教員の立ち位置は対等であり、今後試行錯誤を繰りかえしながら共に作り上げていく「同士」であります。

 この「一期生」という、これからの学部の歴史に残る最初で最後の貴重な経験を共に積み上げていきましょう。入学に当たりそのことだけお伝えしたかったのでこの場を借りて書いてみました。皆さんの顔を一堂に会して見られる日が早く訪れますように。
 どうぞよろしくお願いいたします。



大正大学 公共政策学科教員
北郷裕美