学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

公共政策学科

ご入学おめでとうございます(北郷先生より)

 公共政策学科二期生の皆さん ご入学おめでとうございます。

 ガイダンス時にも少しお話ししましたが、高校までの学びと大学での学びの大きな違いについて、皆さんはどう考えていらっしゃいますか? やけにテキストが小難しい…授業の時間が急に長くなった…PCが必須になった…等々様々な感想をお持ちになったことと思います。

 先生方によっても皆お考えは違うと思いますが、私が考える一番の違いは「決まった正解の無い疑問を考え続ける」ことかなと思っています。詳しく話しますと、現在のコロナ禍のことも含めて、社会的課題や人間の行動において1+1=2的な解答は見つからないと思います。いかがでしょう。複雑で多様なこの世界に一つだけの解を見出すことは難しいと思いませんか。ですから皆さんには大学で、まさに多様な種類の学問を(多様な考え方の先生たちから)学んでいただき、そしてずっと将来に亘って答えを考え続けるトレーニングを始めていただきたいと思います。それでも正解はないかもしれない。

 しかし、その中から自分らしいより良い生き方、社会のより良い在り方を探してもらいたいと思います。私が専門として学び続けているメディアやコミュニケーションという分野で考えますと、皆さんには、ぜひ公共政策学科の4年間で、地域社会の人たちのコミュニケーションのつなぎ役や、そのような場づくりを進める人になって頂きたいなと思っています。その中で様々な人々や課題と向き合い、少しでも解決方法を探って欲しいと思います。これはどんな地域でも可能なことです。

 この学科には本当に多様な領域の専門の先生方がいらっしゃいます。これからは先生方と共に貪欲に皆さん自身の「解」を追い求める4年間にしてください。そして卒業後には大いに羽ばたいて行って欲しいと思います。


 公共政策学科教員 
 北郷 裕美

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