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国文学専攻

国文学専攻在学生・修了生インタビュー 1号(後編)

これから、このサイトでは国文学専攻の在学生にインタビューを行い、大正大学大学院国文学専攻の雰囲気をお伝えします。
最初にご協力いただいたのは、博士前期課程2年の山宮美萩さんです。前後編で、この記事では後編をお送りします。山宮さん、どうぞよろしくお願いいたします。

Q.ご自身のご研究の内容や、その内容を選んだきっかけを教えてください。
研究内容は、ざっくりいうと国語教科書史です。
私自身が「古典嫌い」だった経験から、「古典教育の意義」について疑問を持ったことがきっかけです。
研究の仕方としては、戦後の教科書から古典の単元を抽出し、内容の傾向の変化や、学習目標がどのように設定されていたかの調査です。そこから古典教育では何を教えるべきなのか、古典教育の必要性、これからの古典教育について言及したいと考えています。

Q.ご自身の研究に取り組む面白さ、楽しさを教えてください。
このテーマは私の卒論の発展形です。将来、国語教員として教壇に立った時、必ず生徒から「なぜ古典を勉強しなくてはならないのか」という質問をぶつけられるでしょう。(なぜなら自分も思っていたことだからです。)
私はその質問に対して、答えられる国語教員でありたいと思い、このテーマにしました。
このテーマは、学生の時から触れてきた「古典」という学問、「古典教育」のあり方について「古典とは何か」「古典教育とは何か」と問い直すことに面白さがあると思っています。

Q.大学院に入る前と入った後で出来るようになったことや変わったことはありますか?
論文の読み方、探し方、分析の仕方を覚えたことで、情報の取り入れ方が学部時代より上手くできるようになったように思います。

Q.大学院生のうちに取り組んでみたり挑戦してみたりして、良かったことはありますか?
大学院の中間発表会や雑誌「国文学試論」への論文投稿の機会があったことです。
卒論では、ゼミ内での発表だったと思いますが、院では年に一度、他の院生や先生方に向けて発表する機会があります。その際に、視野の狭まりや偏りを指摘して頂いたり新たな視点の発見をすることができます。
また、雑誌への論文投稿 では初めての「校正」という作業(原稿の文字の誤りを正す作業)をやりました。相手は印刷会社であることや、雑誌が国会図書館に入るということから、とても緊張しましたが、校正を重ねることで良くなっていくのが実感できました。

Q.大学院で学んだことを活かした、将来への夢や希望する進路を教えてください。 あるいは、今後の夢などはありますか?
国文学専攻なので、教科書に載っているような教材や内容についてすぐに調べる環境があることにとても助けられています。
将来は、公立・私立どちらかはわかりませんが、国語教員として働くために教材研究を積み重ねていきたいです。

Q.これから大正大学の国文学専攻に入学を考えている後輩に向けてメッセージがあれば教えてください。
院に入学することは、決して敷居が高いわけではありません。
たしかに、他の人と比較してしまい不安になることがあると思います。
もしかすると「社会人として遅れてしまうんじゃないか…」と考える人もいるかもしれません。
学部時代に「公立の中学で教員として働く」と決めていた私ですが、院に入学して1年半で公立の中学校のほかに、高校の私立男子校、特別支援学校という3つの環境を経験できました。
院に通っている間は、社会人よりある種の「身軽さ」があります。
その身軽さを生かして学部時代にできなかった経験を積むことができれば、武器になると思います。
入学を考えている学生の皆さん、ぜひお待ちしています。

山宮さん、ご協力と貴重なお話をありがとうございました! 大学院に通って研究を行いながら、教員としても働くことができていてすばらしいですね。今後もぜひがんばってください。

国文学専攻では、今後もこうしたインタビューを実施していきたいと考えています。院生や修了生の方に聞いてみたいことがある方は、教員まで気軽にお問い合わせください。