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学際的アプローチを志向する【多元主義研究会】発足のお知らせ!――世界的な水準の研究を目指します!

 初めまして。大正大学文学部人文学科の星川(本学会理事)です。あまり、宗教学のブログには登場しませんが、今日は皆さんにお知らせがあります。

 2013年11月24日に、「多元主義研究会」が発足しました。この研究会は、「生命主義と普遍宗教性による多元主義の展開――国際データによる理論と実証の接合」というテーマで研究を行い、今年度から5年間にわたって、日本学術振興会から研究費を得ています(基盤研究(A)(一般))。

 研究会の目的は、以下のようなものです。かなり抽象的ですが、具体的な成果や研究活動はこのブログでお知らせしていくつもりです。

  1. 宗教概念データベースの構築により、宗教的多元主義を検討する座標軸を提供する。
  2. データベースに基づき、信仰者・非信仰者への国際的実証調査を行い、普遍宗教性と宗教的寛容性の実態を、実証的に解明する。
  3. 普遍宗教性の構造において生命主義的救済観やスピリチュアリティの位置づけ解明し、その普遍的要素と日本的要素を峻別し、国際的相互理解のための可能性を探る。
  4. 上記実態データにもとづいて、多元主義の理論的研究と経験的研究とを相互に関連させ、文献学的・定性的方法と情報的・定量的方法を有機的に融合する方法論を構築する。それにより、多元主義についての従来の諸理論が現実に機能するかどうかを検証し、寛容性や共存可能性のための現実的な処方箋を提示する。
  5. 教団と信仰者・非信仰者を双方向に分析する研究方法論を確立し、そのなかで従来注目されなかった「緩やかな信徒」の媒介可能性を検討する。

 研究に際しては、宗教学的・哲学的・神学的議論を踏まえながら、イスラム圏における大規模な調査、きわめて高度な手法を用いた宗教意識の分析などを組み合わせて、研究を展開していく計画です。

 現段階での研究会のメンバーは、以下の先生方です(順不同)。

  • 島薗 進   上智大学神学部・教授
  • 川端 亮   大阪大学人間科学研究科・教授
  • 渡邉 光一  関東学院大学経済学部・教授
  • 秋庭 裕   大阪府立大学人間社会学部・教授
  • 宮嶋 俊一  神奈川大学経営学部・非常勤講師
  • 真鍋 一史  青山学院大学総合文化政策学部・教授
  • 長谷川(間瀬)恵美  桜美林大学人文学系・准教授
  • 弓山 達也   大正大学人間学部・教授
  • 松野 智章   大正大学文学部・非常勤講師
  • 星川 啓慈   大正大学文学部・教授

 その他、随時、情報提供者として、いろいろな先生を全国からお招きします。

 事務局は大正大学におき、研究会は基本的には大正大学で開催します。講演会やシンポジウムを行う場合には、一般の方々にも開放することを考えています。

 最終的には、6年後に、世界に通用する「英文の論文集」を刊行する計画です。そのために、日本宗教学会の学術大会などでの発表、各種学術誌への投稿などと、積極的に活動を展開していくつもりです。

 このような「多元主義研究会」の発足により、大正大学の宗教学(学部学生のレベルから)がさらに活気づくことを願っています。公開の講演会やシンポジウムの際は、気おくれすることなく、積極的に参加してください。

 ブログのアップは1年間に5回位だと思います。ご期待ください。

研究代表者・星川啓慈(本学会理事・文学部教授)

 (この記事は、大正大学宗教学会のホームページの内容を掲載しております)

大正大学宗教学会HP http://www.taisho-shukyogakkai.net/