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宗教学専攻

【震災と宗教】2014年度第8回定期研究会が行われました

 11月27日(木)、大正大学宗教学研究室で「震災と宗教」の第8回定期研究会が行なわれました。

 本学会では、これまでの記事で報告してきましたように、東日本大震災以降、「震災と宗教」に関する調査を継続しておこなってきました。
 2012年度より大正大学学術助成金(代表・寺田喜朗准教授)を受けながら研究を進め、今年度より新たに科研費が採択され(基盤研究(C)東日本大震災後の地域コミュニティの再編と宗教の公益性に関する調査研究 代表・弓山達也教授)、研究のさらなる発展が期待されています。

 そこで、これまでおこなってきた被災地域における宗教団体の支援活動調査に加えて、今年度から新たに福島県いわき市における「震災モニュメント」の調査を進めていくことになりました。
 今年度はこれまでに7回の定期研究会を重ねてきました。そして、今年9月よりいわき市内の震災モニュメント調査を新たに開始し、今後は『宗教学年報』等で研究成果を報告していく予定です。
 
 今回の定期研究会では、9月に調査した震災モニュメントの解題を作成していくための準備として、君島彩子さん(総合研究大学院大学)、魚尾和瑛さん(大正大学大学院)、小林惇道さん(大正大学大学院)が震災モニュメントに関する先行研究のレビューを発表しました。
 今回の発表では、①歴史(近世〜戦前)、②阪神淡路大震災における震災モニュメント、③震災モニュメントの形状(碑、仏像、植樹等)の3つの視点で進められました。

 発表を聞き、地理学や建築学などの宗教学以外の学問領域からも学ぶところが多いと感じました。また、阪神淡路大震災の研究では震災モニュメントに言及している論文も多くあり、いわき市の震災モニュメントを分析する際に応用・比較できるのではないかと思いました。そして、震災モニュメントの形状に注目し、震災モニュメントの意味や人々の捉え方の変容を探ることや、モニュメントの分類を行なうことは大変興味深い試みであると考えます。

 次回の研究会は12月9日(火)を予定しています。

(文責・高田彩)

 

(この記事は、大正大学宗教学会のホームページの内容を掲載しております)

大正大学宗教学会HP http://www.taisho-shukyogakkai.net/