学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

仏教学コース

続・仏教学科は第3回鴨台祭に参加します!

前回のブログに続いて、鴨台祭についてご紹介していきます。

仏教学科の総責任者の児玉と助手池田の対話です。

 

【池田】それでは、企画について伺いたいと思います。

【児玉】まずは、昨年度も好評でしたさざえ堂の護摩法要です。
すでに鴨台祭の定番企画といっても良いといえます。
真言宗豊山派の学生たちが出仕します。

【池田】護摩といえば「火」を操るイメージですね。
大変見応えがあって、ダイナミックな法要ですね。

【児玉】そして、昨年もおこないました仏画・仏像の展示です。

【池田】地味ではありますが、昨年は沢山の方々が観てくださいましたね。
仏教学科の学生より他学科の学生やご父母や外からの方が興味をもってくださいました。
どんな仏像・仏画を展示するのですか?

【児玉】仏像は卒業生で今なお仏像研究の授業のサポートをしてくださっている竹林先輩のご自坊である茨城県薬王院様(天台宗)から十二神将をお借りしました。
また仏画は講師の大河原典子先生の作品とともに学生が制作したものを何点かを10号館1階の食堂の一部を使って展示します。

【池田】仏像と仏画の授業の成果を発表するかたちですね。
楽しみです。

【児玉】続いては私としては一押しの体験コーナーをご紹介させてください。
仏教の体験といえば、写経・写仏ははずせません。
でも、実際にお寺で参加することはなかなかできないのではないでしょうか。
未体験の方は是非この機会に挑戦してみてほしいです。
1022教室でお待ちしています。

【池田】教室で行うのですね。
椅子席なら正座が苦手でも大丈夫ですね。

【児玉】最近、腕輪念珠をしている方が多くなったと思いませんか。

【池田】そうですね。
私も毎日していますが、ブレスレットのようなおしゃれ感覚でしています。
観察していると老若男女の区別なくされているようですよ。
パワーストーンのブームもあるのでしょうか。

【児玉】そうなのです。
そもそもお念珠をおしゃれに取り入れたものですから、仏教の信仰ですね。
これを自分で作ってみませんか、という企画です。
もちろん仏教学科ですから、作りあげたら、お坊さんが供養してからお渡しします。

【池田】それは本格的な感じですが、時間限定だったり手先に自信がなかったりする人もいますね。

【児玉】そんな方には、すでに出来たものを販売いたしますので足を運んで頂きたいです。

さて体験の目玉を紹介させてください。
今回、四国霊場八十八ヶ所お砂踏みをやってしまいます。
弘法大師の霊場である四国八十八ヶ所を巡礼するのがお遍路さんですが、事情があってまわれない方のために、一カ所に八十八ケ寺のお砂を集めて、そのお砂を踏むことで巡礼をしたのと同じ功徳があるというのです。

【池田】八十八ヶ寺の札所の在校生や卒業生もいますし、弘法大師が高野山(番外の札所)を開いて1200年という記念の年となりますので、楽しみな企画ですね。

【児玉】八十八ヶ寺のご本尊様のお軸を拝みながら、砂を踏んでまわっていきます。

お軸は智山派の錫杖寺様から、お砂は四国霊場会からお借りします。
当日は37番札所岩本寺様の久保先輩からご指導をうけて、巡礼の作法を教えていただきます。

【池田】仏像といい、お砂踏みといい先輩方が助けてくださるのはありがたいですね。
四国から来て下さるのですね。

【児玉】お砂踏みのあとは、カフェでお休みください。
坊主カフェを併設しております。
このカフェの目玉はお茶とともに供すお菓子です。
天台宗、真言宗、浄土宗、時宗から選りすぐりのお菓子を食べていただきます。
数に限りがありますので、早くにいらしてほしいです。

【池田】お寺でつかわれているお菓子というのは、興味深いですね。

【児玉】最後は模擬店の紹介です。
ここまでは日本の仏教にちなんで企画してきましたが、お釈迦様はインド出身、根本のインドを表現しようと考えての出店です。
インド倶楽部といって盛り上がっています。

【池田】インドといったら、カレーですか?

【児玉】そうです。
カレーを気軽に食べるといったらカレーパンです。
大学から一番近いパン屋さん‘丸十’さんとのコラボで特製のカレーパンを作ってもらいました。
お店には並んでいませんので、この鴨台祭でぜひともご賞味してください。

【池田】丸十さんはお惣菜パンなどがとっても美味しいので、私も時々お昼ごはんにしています。
お釈迦様の時代にはすでに香辛料を使っていたといわれていますから、カレーのような食べ物を口にしていたと考えてもよいのではないでしょうか。
仏教学科の根本の味ということで()

【児玉】一緒に飲んでいただきたいのが、インドの定番のお茶チャイ、スパイシーなミルクティです。
そして箸休め()には、バナナチップスの仏教風味をどうぞ。

【池田】なぜバナナチップスですか?

【児玉】じつはインドはバナナの生産量世界一なのです。

【池田】そうでしたか。
仏教風味というのが気がかりですが、それも期待しています。

【児玉】第3回鴨台祭ももうすぐです。
まだ、準備に追われていますが、絶対楽しい企画になると自信をもっています。
たくさんの皆さんに足を運んで頂きたいと思っています。

天台宗のしょうぐうさん、浄土宗のなむちゃんというかわいいキャラクターがお出迎えしますので、写真も撮ってください。

【池田】先輩たちも惜しみなく力を貸してくださっているとのこと。
伝統の仏教学科だからこそです。
本当に頑張ってやってください。
学科の教職員も精一杯応援しています。

 

 

今まで、宗派内での団結した姿がありましたが、学科内の他コースと共に何かをやり遂げようという声はなかなかあがりませんでした。

今年は仏教学コース3年生の児玉瑛子さんが全コースに声をかけました。

そして、今年度から新設された国際教養コースの1年生もたくさん参加することになりました。
仏教学コース(時宗も含む)・仏教文化コース・宗学コース(天台・真言豊山・真言智山・浄土、時宗も含む)、国際教養コースの1~4年生・大学院生で構成された90名程と聞いております。

学生にも大きな試練となりますが、切磋琢磨して成し遂げてほしいと願っています。

先輩・後輩が一つになって築き上げていく仏教学科にとって意味のある鴨台祭となります。

1人でも多くの方に足を運んで頂けましたら幸いです。

 

次のブログでは、「お砂踏み」についての豆知識をご紹介します。

是非アクセスしてください。

 

                       仏教学科助手池田そのみ

 

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