学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

文化財・考古学コース

考古学研究会の活動紹介-「相模国分寺むかしまつり」への参加-①

 文化財・考古学コースでは、カリキュラム以外にも学びの場があります。そのひとつに「考古学研究会」があります。今回は歴史学科教授御堂島正先生に考古学研究会の活動を2回にわけてご紹介いただきます!

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 大正大学には、考古学の泰斗・齋藤忠先生が本学で教鞭をとっておられた頃の1972年に、先生の指導を受けて発足した考古学研究会があります。現在は、文化財・考古学コースの学生を中心に、他コースや他学部の学生も含め24名で活動を行っています。主な活動としては、鴨台祭への参加や機関紙「鴨台考古」の発行、地域イベントへの参加、博物館や史跡等の見学を行う合宿などです。今回はその中から、神奈川県海老名市で行われた「相模国分寺むかしまつり」への参加について、紹介します。

むかしまつりのポスター

 「相模国分寺むかしまつり」は、「遊びや体験の中から学び、ふるさとの歴史を知るきっかりづくり」を目的に、海老名市教育委員会が主催し、相模国分寺むかしまつり実行委員会が企画・運営するイベントです。史跡相模国分寺跡を会場として、本年は10月16日(日)に開催されました。当日は、ときどき晴れ間の見える曇り空で、暑くもなく寒くもなく、天候に恵まれた一日でした。



大勢の市民が来場していました
                 
 今回は19団体が参加し、「甲冑でヘンシン」、「きこり体験」などの体験ブース、「やきいも」、「どんぐり味噌の試食」などの飲食ブース、「こども歌舞伎」、「みんなで踊ろう、ささら踊り」などの舞台がありました。  

                  仮装行列も行われました

 考古学研究会は、体験ブースのひとつとして「弓矢でまとあて」と「縄文時代の編み物(あんぎんコースター)づくり」を行いました。
 「弓矢でまとあて」は、発泡スチロール製のイノシシを的として弓矢の試射をおこなうものです。事前に作っておいた竹製の弓と、黒曜石製の矢じりをつけた矢で、3mほどの距離から的をねらいます。安全のため、会場の端のほうでしたが、開始当初から大勢の子どもたちが押し寄せ、長い列を作ってしまうほどの人気でした。


弓矢体験ブースでは行列ができました
      
      
      発泡スチロールで作ったイノシシを的に、弓矢の試射

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 弓矢の作り方は2014/9/17のブログ「8/23オープンキャンパス学び場体験「石器をつくろう!」の報告」で詳しくご報告いたしました。興味のある方はこちらもごらん下さい。  
https://www.tais.ac.jp/faculty/department/cultural_heritage_and_archaeological_studies/blog/20140917/23699/

 
 自分が勉強したことを人にわかりやすく伝えるのは、意外と難しいですよね。学内外での活動を通して、いろんな経験を積んでいけるのが、大正大学の強みですね!

〈後半へ続きます〉

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