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「学び」と「実践」を通じた人材育成

アート&エンターテインメントワークコース

情報を発信する時に大事なことは?『医療』と『エンタメ』コラボ「患者力向上PR企画」




 

こんにちは。

エンターテインメントビジネスコース(以下エンビズ)2年若林です。

エンビズコースの2年生は基礎ゼミナ―ルⅢで、エンタメと医療のコラボ企画「大学生をターゲットとする『患者力向上PR企画』」を進めています。

「患者力」とは、患者として身につけておきたいスキル、そして病気と向き合い、人生を前向きに生きようとする患者の姿勢のことです。

第3回は、ジャーナリストとして世界に向けて情報発信をしている高橋浩祐先生をお招きし、PEP(Patient Empowerment Program)の医師の上野先生、東先生、守田先生、下村先生、看護師の長谷川先生、メディカルソーシャルワーカーの和田先生とともに授業を進め、医療とジャーナリズムそれぞれの視点から患者力について考えました。

【質問】「患者が病気について調べるときには何を調べたら良いか。」(学生)

【回答】
(医療)PEPの先生方から患者が病気について調べるときの注意点として、一般的な病名と正式な病名では得られる情報が違うため、医療者が患者に対してより正確な情報を提供していく必要性があると教えていただきました。

(報道)高橋先生から「日本には医療に特化したメディアやジャーナリストが少ない」とご意見をいただきました。

【質問】「患者があまりにも病気や治療について質問してくると、医療者は治療しにくくなるのではないか。」(学生)

【回答】
(医療)PEPの先生方から「根拠のない情報を信じて、これは本当なの?と聞かれるとやりにくいことはあるが、医療者と患者さんの会話のキャッチボールを通して情報を修正していくことで良い関係が作れる。」と先生方から教えていただき、患者と医療者がお互いにコミュニケーションをとる姿勢の重要性を再確認しました。

(報道)高橋先生は効果的なPR企画にするために、「「今の時代はSNSなどを使ってアグレッシブに情報発信している人が取り上げられる時代。注目されるためには攻めの情報発信によるアピールが重要。」「英語と日本語では波及力が違う。PRは英語を含めてやった方が良い。」とアドバイスしてくださいました。


「医療にあまり関心のない大学生にどのように効果的かつ正確な情報発信をしていくのか。」
私たちが取り組んでいる「患者力PR企画」には、こうした難しい課題があります。

医療と報道それぞれの視点から患者力について考えた今回の講義は、効果的なPR企画へのいいヒントになりました。

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