学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

エンターテインメントビジネスコース

「患者力」グローバルに考えました!エンタメと医療のコラボ企画「大学生をターゲットとする『患者力向上PR企画』

こんにちは。エンターテインメントビジネスコース(エンビズ)2年の園田です。

エンビズコースの2年生は基礎ゼミナールⅢの授業で、
エンタメと医療のコラボ企画「大学生をターゲットとする『患者力向上PR企画』を進めています。

今回は第4回授業の報告です。

ゲストとしてフランスからソプラノ歌手、廣瀬かおりさんに参加していただきました。

授業が始まったときのフランスの時刻はなんと午前3時50分!

とても早い時間にもかかわらず、フランスのロックダウンの時の様子や、廣瀬先生がヨーロッパの医療従事者へ取材していただいた情報を丁寧に教えていただきました。

廣瀬先生によると、フランスでは、医療者と患者の立場が平等だという患者力の考え方が浸透してきており、患者が情報を調べ、治療法を選択することができるそうです。制度としては日本にもあるものの、まだまだお医者さんに治療を任せるのが一般的な日本と比較すると、フランスの方が患者力の考え方が普及しているようでした。

さらに、廣瀬先生、PEPの先生と、患者が今後の治療や療養について医療者、家族とあらかじめ話し合っておく「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」について考えました。

フランスでは宗教的な背景もあり日本人と死に対する意識が大きく異なっていること、アメリカではすでにACPを前提とした医療が行われていること、日本ではACPの考え方が患者にあまり浸透しておらず、さらに終末期の医療について話し合うことはタブー視されるケースも多々あることを教えていただきました。

日仏米3か国の先生から意見を聞くことで、今まで日本人の患者力について考えていた私たちの視野をグローバルに広げることができました。


フランスではコロナウイルスと戦っている医療従事者へ、毎晩、拍手を送っているのだそうです。そして、広瀬先生は医療者への差別は全く見たことがないとのことでした。しかし、日本では医療従者への差別が報道されています。実際にコロナウイルス感染症の患者を受け入れた病院に勤務されている守田先生から、「子供を保育園に登園させないでくれ。」「家族と別居してくれ。」と周囲から差別を受けた医療従事者がいるという話を聞きました。今まで自分たち学生には遠いことのように考えていた医療者への差別が、リアルに自分ごととして感じられ、「患者力PR企画」の中でエンビズ生にできることは何だろうと考えさせられました。

各班に分かれての企画会議では、引き続き、班メンバーと患者力PR企画の内容を話し合いました。
大学生に患者力がどのくらい浸透しているのか、現状分析のためにアンケート調査を行う班や、医療者と大学生以外の第三者を巻き込むPRを検討する班などそれぞれの班が研究を進めています。基礎ゼミの指導教員・外川先生からもデータベースの調べ方、アンケート調査をする際の基本事項、広くPRする際に注意するべきポイントなどを教えていただきながら、調査を通して企画立案に必要なスキルを身につけているところです。

エンビズコースのこれまでの授業や学びを生かしつつ、PEPの先生方やゲストの先生からのアドバイスも取り入れ、より良いPR企画ができるよう頑張ります