学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

アート&エンターテインメントワークコース

[情報格差是正]ワークショップⅢ、ついにプレゼン発表!




 

 

 こんにちは。アート&エンターテインメントワークコース2年の野本佳志です。4Qにてアート&エンターテインメントワークコース2年生向けに開講されていたワークショップⅢではソフトバンク株式会社及び、一般社団法人オンコロジー推進プロジェクト主催のPEPと連携し、情報格差是正をテーマに企画立案を行いました。

 

 第7回目の授業では事前に外川先生と連携先の先生方の厳正な審査によってソフトバンク株式会社とPEPでそれぞれ3チームずつ、計6チームが選出され、連携先の企業様に直接プレゼンテーションを行いました。

 

ソフトバンクを提案先に選んだチームの中からは高齢者のウォーキング需要に着目した「White Dog」、一人暮らしの高齢者をターゲットに据えた「れもんすい」、SNSの使い方を紹介するスマホ教室を巣鴨で開くという企画を考えた「巣鴨お助け隊」の3チームが選出されました。

PEPを選んだチームの中からはオノマトペで病気の症状を伝えやすくする絵本の制作を提案した「患者力向上委員会」、HPVウイルスと子宮頸がんのリスク啓発のために絵巻物の配付を提案した「うなぎぽんず」、小学生に向け、病院や健康診断について描かれた絵本の読み聞かせを提案した「PEROLI」が選出されました。

 

プレゼンテーションを行った後、最終審査の結果、巣鴨お助け隊とうなぎぽんずの企画が最優秀賞に選ばれました。選出された6チームの発表はどれも企画の独自性が高いだけでなく、その企画をやる根拠や実現可能性の説明も十分になされていて、素晴らしい発表でした。先生方も最優秀賞を選ぶにあたって接戦であったとおっしゃっていました。

 

 最優秀賞チームの発表の後は連携先の先生方からご講評をいただきました。ソフトバンク、PEPどちらの先生方からもまた機会があれば産学連携をしてみたい、わくわくする企画が多く刺激が得られたなど、お褒めの言葉をいただきました。また、まだ企画を実行したいという熱意が十分に伝えられていないという課題もご指摘いただきました。自分のやりたいこと、やるべきこと、できることをよく分析し、よりよい企画立案ができるようにブラッシュアップを続けていきたいです。

 

 最後に最優秀賞を獲得した2チームに発表を終えての感想と今後の意気込みをお伺いしました。

 

ソフトバンクから最優秀賞に選ばれた巣鴨お助け隊のメンバーの皆さんは「発表の準備が期限ぎりぎりだったし、巣鴨で高齢者に向け直接インタビューを行ったが答えてくれる人が少なくて大変だった。」と述べていましたが、その努力が実を結び、非常に説得力が高い発表になっていました。また、「大正大学生としてできることを活かして企画を実行していきたい。」と意気込みを語ってくれました。

 

PEPから最優秀賞に選ばれたうなぎぽんずのメンバーの皆さんは「子宮頸がんという普段触れられにくいテーマをどう扱うかには悩んだが、先生からのアドバイスとメンバー全員が積極的に取り組んだおかげで発表まで行き着くことができた。」と述べており、独自性が高く、大きな効果も期待できる素晴らしい企画立案の土台には硬いチームワークがあったことが伺えました。

 

 2年生のワークショップⅢは今回発表を行った第7回授業が最終授業になります。先生方からの講義や企画立案の実践によって1年前に比べ、大きく力をつけられたと感じております。この授業で学んだことや身についた力を今後の学習や就職後の仕事に役立てていきたいです。

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