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人間科学科

『Arendt Platz』第7号が人間科学科の図書室に配架されました

このたび、私(河合)が所属している日本アーレント研究会の研究会誌『Arendt Platz』第7号(最新号)が刊行されました。

人間科学科の図書室では、過去の号もあわせてすべて読むことが可能です。

昨年、同じくブログ記事で、「『Arendt Platz』全号を冊子で読めるのは人間科学科図書室だけ!」と紹介しましたが、「全号を冊子で読める」状態は、めでたく引き続くこととなりました。

さて、最新号では、昨年の日本アーレント研究会のシンポジウム「〈悪の凡庸さ〉は無効になったのか――シュタングネト『エルサレム〈以前〉のアイヒマン』をめぐって」で発表された3本の報告が論文化されています。

〈悪の凡庸さ〉は、ナチスの犯罪の指揮を執っていたアドルフ・アイヒマンの裁判での彼の言動を指して、ハンナ・アーレントが述べた言葉です。こんにちでも何か世間をにぎわす不祥事が起こると、研究者や思想・哲学にたしなみのある人々の間では、それを指してよく使われています。

私も現代社会論の授業1回分を使って、この言葉について取り上げて解説していますが、この言葉の示す意味や内容については、たびたび論争が起こっています。『Arendt Platz』最新号に収められた各論考も、この言葉の揺らぎを知るうえで、最新の貴重な研究成果であることに間違いありません。

現代社会論の授業で取り上げるのは少し先になりますが、授業で興味を持って、『Arendt Platz』を手に取ってくれると良いなと思っています。

加えて、昨年度から始まった査読投稿論文も2本掲載され、研究大会個人発表の要旨、書評も掲載されています。

(実は、私は、編集担当は離れましたが、公募論文編集委員としては関わっていますので、査読投稿論文を載せることができ、とても充実感があります。)

Arendt Platz』は、日本アーレント研究会のホームページでも読むことができます。

https://arendtjapan.wixsite.com/arendt/%E8%A4%87%E8%A3%BD-%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC

最新号も約1カ月後に研究会ホームページで公開されますので、ぜひご覧ください!