学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

人間科学専攻

修了生(OB)が学会発表で受賞しました

 人間学研究科には修士課程での研究をより深化させる博士後期課程として福祉・臨床心理学専攻があります。この福祉・臨床心理学専攻を修了した神田雅貴氏が、日本生涯教育学会第42回大会で行なった研究発表で会長賞特別賞を受賞しました。
 受賞の報に接し、祝意をお伝えするとともに発表の内容や受賞の経緯に関する文章をお願いしました。快く原稿と写真をお寄せくださいましたので、ここに掲載します。神田氏には心よりお礼申しあげます。  
 なお、神田氏は埼玉県の川島町教育委員会生涯学習課で社会教育主事として勤務されています。また、受賞報告で言及されている張江洋直先生は、神田氏が博士論文を提出した際の指導教授(主査)でした。定年退職後の現在も、修了生や在学生を指導くださっています。(井出裕久)

日本生涯教育学会第42回大会 会長賞特別賞受賞の報告

神田雅貴

 20211126日(金)~28日(日)に宮城県仙台市の東北学院大学で開催された日本生涯教育学会第42回大会の生涯学習実践事例研究部会において、「地域学校協働活動の実践 ~埼玉県川島町の実践~」を題目に発表しました。
 発表した内容は、社会教育の専門職である社会教育主事(発表者)の視点から、川島町の2つの拠点で行われている地域学校協働活動(※)の10人前後の運営組織の特性をソーシャル・キャピタル論に基づき分類し、それぞれの特性に応じた支援をどのように行ったのかを整理したものです。
 審査員の先生方からは、それぞれの拠点に採用された統括役である地域学校協働活動推進員のタイプの違いによって、協力者の集団の性質が異なる点や実施されるプログラムに違いがあることに気づいて、その違いをソーシャル・キャピタル論で説明しようとしたことを意欲的な姿勢と評価していただきました。さらに、実践が継続される中で自らの知見を活用し続けて、より良い支援に結び付けようと努めている点が評価され、会長賞特別賞をいただくことができました。
 今後も、現場実践者の視点から豊かな学びや活動の様子が生き生きと伝わるような研究を継続してまいりたいと考えております。また、今回の発表に際して、丁寧にご指導いただいた張江洋直先生、さらには発表のリハーサルと指導をいただいた貴専攻関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

※「地域学校協働活動とは……幅広い地域住民等の参画を得て、地域全体で子供たちの学びや成長を支えるとともに、『学校を核とした地域づくり』を目指して、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行う様々な活動です」(文部科学省「地域学校協働活動」https://manabimirai.mext.go.jp/torikumi/chiiki-gakko/kyodo.html)。