学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

社会福祉学専攻

2014年度 社会福祉学専攻 学位授与式

 2015年3月16日(月)午後、本専攻修士課程修了生4名の専攻内学位授与式が行われました。専攻長の坂本智代枝先生から一人ひとりに学位記が手渡され、後輩院生の御薗恵将さんから花束が贈呈されました。また、先に礼拝堂で行われた学位授与式では、糸井詩織さんに人間学研究科大学院長賞が授与されました。

 

 それでは、修了生の声を聴いてみましょう。

 

 糸井詩織さん

 『知的障害者を対象としたケアマネジメントに関する研究~ある委託相談支援事業所へのインタビュー調査から考える~』

「日々の実践で得た知見や疑問に対し、先生方から丁寧なご指導をいただくことで、客観的に自らの実践を振り返り、研究的知見へと高めていくことができた2年間でした。修了にあたり、大学院長賞をいただきまして、身の引き締まる思いです。親身にご指導いただいた先生方ならびに苦楽を共にした院生仲間に心より感謝申し上げます。大学院での学びを活かすことができるよう、実践を言語化し、探求を続けていくことを忘れずに精進していきたいと思います。」

 

 大石真明さん

 『精神障害のある人の包括的な相談支援に関する研究』

「実践を研究につなげて先生方にご指導頂きながら『問い』を練り、様々な分野の院生と学びを深められました。私にとっての大きな変化は3年間の修士課程で色々な人とつながりが持てたことです。これから院への進学を考えている皆さんも、大正大学できっと実りのある院生生活となると思います。」

 

小畑いづみさん

『精神保健福祉教育における活動モデルに関する研究-児童生徒を対象とした地域実践の事例研究を通して-』

「自分の研究テーマに対して、主査・副査の先生方だけでなく、学科全体の先生方から丁寧な指導を受けることができました。さらに院生同士でも情報交換をすることが多いため、日頃から様々な領域の情報を得ることもできました。公私にわたりサポートしていただけるのが、本専攻の特徴だと思います。」

 

小林敬子さん

 『精神障害者の地域定着支援に関する研究―相談支援専門員へのインタビュー調査を通して―』

「学業と仕事の両立に気弱になったことが何度もありましたが、先生方が温かく励まし続けてくださったことや、職場や院生の仲間の支えがあり修了することができました。大学院での学びと、多くの人たちとの出会いは、私にとってかけがえのない経験となりました。これから院への進学を考えている方々にとっても、院生生活はきっと充実した時間になると思います。」

 

 多くの院生は、修了までソーシャルワーカーとして勤務しながら研究に励み、今後はその現場での実践を通して、自らの研究をより深く検証していくことになります。更なる精進を期待したいと思います。

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(文責;沖倉智美) 

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