学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

社会福祉学専攻

2016年度研究倫理教育プログラムの実施


 公正な研究活動を推進するために、今年度も博士前期課程及び博士後期課程の全院生を対象に研究倫理教育を実施しました。

 5月11日(水)の「社会福祉実践分析研究」において、坂本先生が本学の研究倫理審査システム及び「倫理審査請求・研究計画書」の書き方の講義を行ってから、2グループに分かれ大学院担当教員も交え「倫理審査請求・研究計画書」の書き方に関するワークショップを行いました。

 それぞれのグループにおいては、「倫理審査請求・研究計画書」を提出した博士前期課程及び博士後期課程の院生が自身の体験を発表するとともに、これから申請する予定の院生たちに作成する際の注意点や工夫すべきところ等についてアドバイスをしました。


 ここでは、「倫理審査請求・研究計画書」が申請済みの博士後期課程の森田さん、提出予定である博士前期課程の池田さん、蛭間さんの感想を紹介します。




感想①

 研究倫理に関するワークショップでは、坂本教授より大正大学における研究倫理に関する規定や研究を行う上で倫理的に配慮すべき事項についての講義をいただき、その後各院生が現在取り組んでいる研究に関する倫理的対応について検討を行いました。事前に倫理的課題を検討し、それに対する対応を計画していくことが、研究者も研究協力者も安心して研究調査に取り組む土台となることが確認できたワークショップでした。

(博士後期課程 森田 久美子)



感想②
 私たちが研究を進めていく時に大事なことは、倫理上、あるいは個人情報保護上の問題がないことを証明しようとすることだけではなく、あらゆるリスクを想定しリスクを回避することが重要であることを学びました。

(博士前期課程2年 池田 江梨)



感想③
 研究をすることは、ひとりよがりの研究であってはならず、研究対象者、社会への貢献ができることを念頭に研究すべきことが重要と痛感しました。

(博士前期課程1年 蛭間 マサ子)



 3名の院生の感想からでも読み取れるように、研究倫理教育プログラムの実施は大変意義のあることでした。院生が自身の研究目的および意義、そして研究方法について、大きな気付きがあり、きっと今後の研究活動に生かしていくことでしょう。大いに期待しております。

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(文責 金 潔)

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