学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

社会福祉学専攻

陳儀珊先生(台湾長栄大学)の招聘講義

11月6日(月)、陳儀珊先生(台湾長栄大学)をお招きして、「台湾における無国籍児童問題に関する基礎的研究~出産後失踪した女性外国籍労働者の問題について考える~」のテーマで講演をいただきました。

陳先生の専門は精神保健福祉学ですが、台湾の外国籍労働者、無国籍子ども問題に大変関心を持って研究に取り組まれています。今回はその研究成果を私たちに直接伝えるために、わざわざ台湾からお越しくださいました。外国籍労働者の現状、無国籍児童を出産した女性外国籍労働者の処遇に関する台湾の法律等を踏まえた上で、無国籍児童を支援する施設の具体例をとりあげながら詳しく説明し、分かりやすく教授していただきました。



当日は、本大学院生、本学部生、豊島区民社会福祉協議会のコミュニティソーシャルワーカー、本学専任教員などが参加しました。受講生全員が真剣に授業を拝聴し、積極的に質問を行いました。陳先生は受講生の質問に丁寧に答えていただき、受講生とフレンドリーに交流されていました。



 日本も外国籍労働者の受け入れや無国籍児童の問題が起きており、外国籍労働者および無国籍児童の権利をどう保障するかが、私たちも考えていかなくてはならない重要な課題であります。

陳先生にはご多忙の中、大学院招聘講義を引き受けてくださり誠にありがとうございました。

 

(文責 金 潔)

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