学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

宗教学専攻

春学期の宗教学の授業

 新年度も4月が終わろうとしております。今年度春学期に開講されている授業についてこの場を借りて簡単に報告したいと思います。今期開講している授業は、星野英紀先生の「宗教学基礎論A」、弓山達也先生の「宗教心理学特論」・「宗教学特論D」です。

 宗教学基礎論Aでは、「宗教学的見地による日本仏教試論」をテーマに講義形式で授業がおこなわれています。初回の授業では、日本仏教理解のために、東西の宗教比較、いわゆる「一神教と多神教における人間観の違い」から仏教全体の立ち位置を確認しました。また、「宗教学からみたブッダの教え」として、ブッダの教え、例えば「儀礼や苦行への否定・低評価する点」などとデュルケームの宗教論との比較することにより、ブッダの教えを宗教学的な理解を進めています。毎回、授業テーマについて星野先生から講義を受け、受講生一同、仏教に対する再認識、宗教学的理解を深めています。

 宗教心理学特論では、「スピリチュアリティに関するテキストの輪読から、この新しい宗教意識について考える」をテーマに講義形式で授業がおこなわれています。まずは、スピリチュアリティと呼ばれる宗教意識や宗教現象、またその研究や周辺について理解を進めています。今後は、弓山先生によるスピリチュアリティの研究から、スピリチュアリティの基礎を学び、関連論文などを受講生で輪読していく予定となっております。受講生のなかには、宗教学専攻以外の学生もおり、それぞれの立場による見方の違いなど、授業内でも活発に議論を行っています。

 宗教学特論Dでは、「コミュニティスペースにおける宗教的資源の活用」をテーマに、学外にあるNPO法人でもくらしぃのコミュニティスペース・大正さろんにて、授業が開講されています。本授業は、受講者や大正さろんの利用者の皆さんと共にはなまつりを実際に開催し、地域の方々の宗教意識を調査するなどといったアクションリサーチが中心となっています。弓山先生の指導のもと、コミュニティスペースにおけるニーズを考えながら、本年も5月27日・28日(旧暦の釈尊誕生日)に、はなまつりを開催する予定です。
 
 以上のように今学期もそれぞれの特色のある授業が開講されております。これらの授業の進捗状況については今後も報告できればと思っております。

 (この記事は、大正大学宗教学会のホームページの内容を掲載しております)
大正大学宗教学会HP http://www.taisho-shukyogakkai.net/