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宗教学専攻

【宗教学専攻】日本宗教学会第81回学術大会に参加しました

 202299日(金)〜11日(日)に、日本宗教学会第81回学術大会が愛知学院大学主催により、オンライン会議ツールのZoom方式にて開催されました。コロナ禍以前の大会と比べると少ないものの総発表数は247に及び、宗教に関する幅広いジャンルの発表と意見交換がなされました。
 当研究室からは、以下の先生方が発表されました。

個人発表

・寺田喜朗先生:内棲型組織論とフォルク系新宗教——法音寺と三徳——
 西山茂先生(寺田先生の恩師)によって提唱された内棲型の組織論および「フォルク系新宗教」の概念をレビューし、法音寺という法華系新宗教(1946年に日蓮宗に帰属)が内棲型(内棲宗教)なのか否か、さらには日本宗教を論じる際の分析概念としての有効性を検討・考察しました。日本の新宗教研究の代表的な成果を再検討する内容で、発表後の意見交換も活発でした。

・大場あや先生:戦後日本における「葬制変容論」の再検討——類型化の試み——
 大場先生は博論執筆において調べた多くの先行研究の論点を整理・再検討し、新たな方向性からの類型化を提案するという発表でした。43名の聴取者が集まり、この発表に対する関心の高さが感じられました。

パネル発表:震災伝承の宗教性——施設・担い手・行為・環境——

・弓山達也先生(パネル代表・司会):問題提起——震災伝承の宗教性——」

・齋藤知明先生(パネリスト):震災伝承の連続性と宗教者・市民の関与——南三陸を事例に——
 継続的に取り組んできた被災地研究の成果が報告・分析されました。各分野の具体的な内容がディスカッションされ、「宗教」ではなく「アート」だと公的予算が付きやすいなど、現場からの発言は興味深かったです。大正大学の学生達の活動も報告されました。

 朝から夕方までぎっしり詰まった日程で、Zoom画面ながら、活発で興味深い発表が繰り広げられ、身1つなのが残念と思わせられました。
 自分の専門分野は勿論、専門外でも興味のある事柄の最新研究に触れられる貴重な機会です。今年度はオンライン開催のため、参加は会員限定でしたが、来年は対面開催が期待されるので、多くの院生と共に参加したいと思います。

今大会のプログラムは、以下のサイトで閲覧できます。ぜひご覧下さい。

https://jpars.org/annual/past_conf

(文責:小前ひろみ)