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国文学専攻在学生・修了生のインタビュー企画、第11号をお伝えします。前号までの記事はこちらをご覧ください(第1号、第2号、第3号、第4号、第5号、第6号、第7号、第8号、第9号、第10号)。
在学生・修了生インタビュー第11号として、引き続き修士課程2年生の齊藤さんにお話を伺っていきます(前編はこちらです)。
齊藤さん、よろしくお願いします。
Q.ご自身のご研究の内容や、その内容を選んだきっかけを教えてください。
卒業論文とはテーマを変え、現在は大正大学附属図書館が所蔵する『狭衣』の研究を行っています。学芸員を目指していくにあたって、作品の内容読解に関する能力だけではなく、書誌学的な分析をする能力を養いたかったためです。
Q.ご自身の研究に取り組む面白さ、楽しさを教えてください。
奥書や先行研究を辿るほど、いろいろな人物に結びついていくことが面白かったです。文献から読み取れる一つ一つの情報を結び付けていく作業はとても難しいのですが、一つの論文としてまとめ上げることができると、大きな達成感が得られます。
Q.大学院に入る前と入った後で出来るようになったことや変わったことはありますか?
平安文学研究会の活動や大学院の授業の経験を通して、以前よりも古典(特に『源氏物語』)の本文についての率直な疑問や感想が言えるようになりました。
学部生の頃は知識が不十分であることを負い目に感じて、「こんなことを聞いたら変に思われるかな…」などと考えこんでしまってあまり積極的に発言してこなかったのですが、平安文学研究会の活動や大学院の授業のなかで思い切って疑問を口にすることで、他の人からその疑問点に関する知識を教えてもらったり、あるいは私自身が何とも思っていなかった着眼点を褒めてもらったりすることが度々ありました。
そのような経験から、最近は古典への堅苦しい先入観や気負いを捨てて、本文を読んだ時に思った率直な疑問を口にするようにしています。話が弾みますし、楽しいです。
Q.ご自身の経歴や経験をふまえて、大学院で学ぶにあたって難しいことなどはありましたか?
学部生の頃は近代文学や言語学系の授業をあまり取っていませんでした。そのため、専門用語や聞いたことのない作家が出てきたときは理解に時間がかかりますが、それもいい機会だと思って、同期や後輩に質問するなどして勉強しています。
Q.大学院生のうちに取り組んでみたいこと、挑戦してみたいことはありますか?
大変有難いことに、ボランティア活動や研究などの取り組みたいことはおおむね現在も続けられています。実現可能性を抜きにして言うなら、図書館の展示スペースを使った展示企画を組んでみたいなと思っています。
Q.大学院で学んだことを活かした、将来への夢や希望する進路を教えてください。
博物館施設に勤め、古い資料の研究を行ったり、古い資料を修復して保存していったりする仕事をすることが夢です。狭き門ではありますが、やはり過去に大切にされてきたものを守り続けることは今後も大切なことだと思いますし、そのような仕事をすることで、これまでに得た技術や知識をそのような形で社会に還元していきたいと思っています。
Q.これから大正大学の国文学専攻に入学を考えている後輩に向けてメッセージがあれば教えてください。
大学院での勉強や研究は、大変なことや苦しいことも多くありますが、同時に努力したぶんだけの達成感や学びもまた多くあります。進学か就職かを迷っている方もいらっしゃると思いますが、応援してくれる人がいたり、自分の中に挑戦したい気持ちがあるのであれば思い切って挑戦してみるのもありだと思います。
今回のインタビューが、何か皆さんのお役に立つことができれば嬉しいです。
齊藤さん、ありがとうございました!
古典に慣れ親しんでいく過程や、専門外の知識も積極的に得ていく姿勢が印象に残りました。引き続き充実した研究生活をお送りください。
以上で、在学生・修了生インタビュー11号は終了です。これから大学院進学を考えている方への参考になれば幸いです。
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